研究誌『松本清張研究』第八号

お待たせしました、「松本清張研究」の今回の特集は「清張とメディア――時代との遭遇」です。
青年・清張がどのように1920年代という時代の影響を受けたのか。作家となってから、どのように1950年代という時代に受容されていったのか。これらをメディアという切り口で考えます。
思想家・鶴見俊輔さんに清張を語っていただいた巻頭を始め、内容は盛りだくさんです。
『松本清張研究』は、全国の第一線研究者を網羅し、さらなる研究の推進と後継者の育成をめざして、年一回、記念館で発行する研究誌です。

特集 「清張とメディア ―― 時代との遭遇」

・制約なき思考者 ―― 鶴見俊輔 清張を語る  聞き手・加藤陽子

論文
・モダニスト松本清張 ―― マス・メディアとの相互関連性をめぐる研究 /宗像和重・十重田裕一
・メディア・コミュニケーション・レトリック ―― 松本清張『点と線』 /日高昭二
・松本清張のメディア戦記 /土屋礼子
・「採集」する身体へ ―― 「清張」、小倉そして民俗学 /重信幸彦

座談会
・週刊誌創刊時代の松本清張 /佐野 洋+半藤一利+郷原 宏

・〝ジャーナリスト〟松本清張さんの一面 /岡崎満義
    

記念館研究ノート
・松本清張の印刷所時代 /栁原暁子

松本清張記念館研究誌  『松本清張研究』第八号
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