研究誌『松本清張研究』第4号

松本清張は推理小説、歴史小説、近現代史、古代史、ノンフィクションなど多岐にわたる文学ジャンルにおいて、作品を書きつづけ、多くの読者に支持されたが、その創作活動の多様さ、裾野の広さから容易に全貌が見渡せず、未だ十分に研究が進んでいない状況にあります。
『松本清張研究』は、全国の第一線研究者を網羅し、さらなる研究の推進と後継者の育成をめざして、年一回、記念館で発行する研究誌です。

特集 清張ミステリーの<現在>

・ミステリー工房の秘密 /阿刀田高

座談会
・松本清張の時代に生きて /森村誠一・郷原宏・山田有策

論文
・風景の複合 /川本三郎
・<赤い鰊>の群れる海 ――『蒼い描点』と『天才画の女』―― /郷原宏
・社会派ミステリーから社会派サスペンスへ
――『黒い福音』と『聖獣配列』―― /綾目広治
・社会派推理小説における「メディア」の機能
――『不安な演奏』を可能にしたもの―― /仲正昌樹
・松本清張の<小市民> ――復讐と挫折―― /栗坪良樹
・「悪」へと反転する「正義」 ――『眼の壁』と『けものみち』を中心に ―― /小笠原賢二
・明子はなぜ殺されたか――「表象詩人」論 ―― /平岡敏夫
・古びることのない新しさ /山前譲

再録
・推理小説の文章 /松本清張

『黒い画集』をめぐって

・「遭難」の内と外 ――『週刊朝日』と『黒い画集』―― /藤井淑禎
・中年男の六〇年前後 ――「坂道の家」を読む ―― /大井田義彰
・「黒い画集 あるサラリーマンの証言」―― 映像と記憶 ―― /中沢弥
・『黒い画集』における模索と実験の跡
―― 「遭難」「証言」「坂道の家」の校異を通して ―― /中川里志

作家アンケート
・「松本清張 再発見のために 」

書評
・藤井康栄『松本清張の残像』/平岡敏夫

論文
・「行者神髄」論 ―― <物書きの魔(デモン)>について ―― /天沢退二郎

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