松本清張記念館研究誌 『松本清張研究』第19号
19号の特集テーマは「清張の多様性」です。
生涯情熱を傾けた文学はもちろん、現代史、古代史、ノンフィクション、評伝的作品と、ジャンルを越えて幅広く清張は偉大な業績を残しました。あらためてその全容を概観します。
(2018年3月31日発行)
『松本清張研究』は、全国の第一線の研究者を網羅し、
さらなる研究の推進と後継者の育成をめざして、年一回、
記念館で発行する研究誌です。
清張の多様性
清張の多様性
座談会
・多様なる松本清張の世界へ 阿刀田高 ・ 保阪正康 ・ 山田有策
論文
・松本清張に本当の『天皇実録』を書いてほしかった 佐野眞一
・松本清張『昭和史発掘』の位相 成田龍一
・松本清張の評伝小説 松本常彦
・松本清張古代史論 ―清張の生い立ちと天分と文学的環境と歴史家への道― 久米雅雄
開館20周年によせて
・作家や学識経験者からのメッセージ
投 稿
・松本清張「穴の中の護符」と『半七捕物帳』―「擬本」という方法― 吉野泰平
記念館研究ノート
・昭和の終焉と呪術の世界――松本清張と村上春樹 柳原暁子
記念館だより
編集後記
