松本清張記念館研究誌 『松本清張研究』第13号
今回の特集テーマは「清張作品の映像探索」です。
現在も映画・ドラマで広く愛され続けている清張作品。
論文のほか、座談会・エッセイ・シナリオなど、
〈映画〉〈映像〉をキーワードに、その魅力、現場からみた清張の横顔、
そしてこれからの可能性などを、多彩に多面的にご紹介します。
(2012年3月31日発行)
『松本清張研究』は、全国の第一線研究者を網羅し、
さらなる研究の推進と後継者の育成をめざして、年一回、
記念館で発行する研究誌です。
特集 清張作品の映像探索
対談
・清張映画の現場
山田洋次 ・ 川本三郎
論文
・松本清張作品の映画化 /佐藤忠男
・『ゼロの焦点』の同時代性と歴史=物語性 /仲正昌樹
・「黒地の絵」にみるメディアと占領 ―小説から撮影台本へ /十重田裕一
・清張小説のなかの映画と映画館 /綾目広治
・『ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる』 /外崎宏司
・矩形の荒野に描かれた天才画 ―清張原作テレビドラマ史論 /樋口尚文
対談
・日本電影是我的憧憬 ―海を渡った『砂の器』
王 成 ・ 劉 文 兵
シナリオ
・「渡された場面」 /新藤兼人
エッセイ
・『渡された場面』のシナリオに就て /新藤兼人
・松本清張賞のこと /夢枕 獏
・松本清張作品の映画に出演して /岩下志麻
記念館研究ノート
・デュヴィヴィエの影 ―青年清張が観た映画 /中川里志
・北九州の映画館の変遷
