軍都の風景と占領の影 松本清張の戦前・戦後
会場
松本清張記念館 地階 企画展示室
開催期間
令和7年9月20日(土)~11月24日(月・休日)
観覧料
常設観覧料に含む 一般600円(480円)/中・高校生360円(280円)
/小学生240円(190円) ( )内は30名以上の団体料金
構 成
(1)松本清張とふたつの軍都
清張と関わりの深い土地である広島と小倉を中心に、時に入れ違い、時に重なり合う文学者の足跡にフォーカスします。
・原民喜、中原中也、松本清張の広島
・森鷗外、松本清張、やなせたかしの小倉 など
(2)占領下の「キャンプ・ジョウノ」
「黒地の絵」の舞台となった「キャンプ・ジョウノ」の映像を放映。「黒地の絵」直筆原稿も必見です。
・「黒地の絵」作品紹介
・キャンプ・ジョウノ――黒人兵集団脱走事件、遺体処理
・1952. CAMP JYONO――1952年6月AGRS(米軍墓地登録部隊)撮影映像 など。
(3)平和を問う清張作品
戦争を描いた清張作品は、さほど多くありませんが、戦争によって家族との日常を失った者の哀しみと憤り、戦後も続く旧軍人の謀略といった戦争の影を、厳しい眼で描いた名作を紹介します。
・作品
「遠い接近」「球形の荒野」「小説帝銀事件」「日本の黒い霧」「黄色い風土」「市長死す」「高校殺人事件」「考える葉」「山峡の章」「深層海流」「けものみち」「よごれた虹」「絢爛たる流離」「神と野獣の日」
・コラム――明治大学平和教育登戸研究所資料館 山田朗館長
・衛生兵・清張と、軍医・小穴勝弘 (新情報) など

