松本清張記念館 開館25周年記念 ミニ企画展「松本清張が君たちに伝えたかった徳川家康
- 開催期間:令和5年7月20日(木)~11月5日(日)
- 会 場:松本清張記念館 2階オープンスペース
- 入 場 料:常設観覧料に含む(一般600円、高校生360円*中学生以下は無料)
*小・中学生は無料(令和5年度福岡県主催「子ども美術館・博物館無料鑑賞事業」の対象)となっています。 - 開催趣旨:
松本清張は、推理小説で有名になる前には主に歴史小説を書いていました。尊敬する作家・菊池寛の影響もあり、武将や歴史的人物の物語を現代的解釈で描いたような作品も見られます。また「父の手枕で聞く太閤記などがどれくらい面白かったか分からない」と、幼少期から父の語る伝記物語に親しんでいたことや、「立川文庫」という講談読物が少年たちの間で流行し、「僕らは、立川文庫によって、教科書よりも切実に、そして身近に歴史を学んだような気がする」という想い出を記しています。
このような清張が、少年少女向けに書いた徳川家康の伝記があります。大人を対象としたものが圧倒的に多い清張作品の中では珍しいといえるでしょう。
2023年は、徳川家康がNHKで大河ドラマ化されるなど、家康への関心が高まっています。夏休み期間にあたる7月下旬から、清張が少年少女向けに書いた家康の伝記を紹介し、その他の清張作品で描いた家康像との比較など、子どもにも大人にも、好奇心の入口となるような企画展を開催します。 - 展示構成:
(1)松本清張による伝記『徳川家康』
1955年に出版された『徳川家康』から、現在までの本を展示します。
(2)学問が好き!家康と本
清張は家康が学問好きだったことに注目し、出版も功績の一つとして紹介しています。
(3)少年少女に向けた清張作品
清張作品のなかで少年少女向けに書かれた本を展示します。
(4)君たちに伝えたかった家康のこと
伝記『徳川家康』を通して、清張が読者に伝えたかったこととは何か、清張の言葉を拾い上げます。

【問い合わせ先】
〒803-0813北九州市小倉北区城内2-3 北九州市立 松本清張記念館
TEL093-582-2761 (担当:柳原、小田)