松本清張研究会 第44回研究発表会のお知らせ
1.日 時 令和4年12月3日(土) 午後2時~
2.会 場 東京学芸大学 N棟 2階 203教室
(東京都小金井市貫井北町4-1-1)
3.プログラム
①挨 拶 山田 有策(研究会代表理事・東京学芸大学名誉教授)
②研究発表 奈良岡聰智(京都大学教授)
「松本清張『昭和史発掘』「老公」などの継承と発展
―西園寺公望邸についての考察を中心に」
③研究発表 鈴木 喬(奈良大学准教授)
「『万葉考古学』における都市と地方をつなぐ交通の研究」
4.申し込み
参加無料 電話かFAX(電話番号・住所・氏名を明記)で事前に申込みが必要。
先着50名まで。
*当日、大学内に入場するには「入講証」が必要です。
申込み者には後日、お送りします。
*当日、会場内はマスク着用のこと。
5.プロフィール
[研究発表者]
○奈良岡聰智(ならおか そうち) 京都大学公共政策大学院教授
専門は日本近代政治外交史
京都大学、同大学院法学研究科博士後期課程修了。同学助教授を経て、2014年、同学大学院法学研究科教授となり、現職。
主に大正期を中心とする近代日本の政党政治、日英関係について研究している。 政党政治に関しては、戦前期における二大政党制の形成過程を分析するという視角で研究書をまとめた後、その展開過程にも視野を拡げつつ、研究を進めている。また、戦前期の政党政治の実態をより深く考究するため、政治家の邸宅、戦前期の華族社会についても研究を行っている。
著書に、『加藤高明と政党政治』(2006年、第36回吉田茂賞)、『対華21カ条要求 対華二十一ヵ条要求とは何だったのか』(2015年、サントリー学芸賞)など多数。
令和3年、第23回松本清張研究奨励事業入選。
[研究発表者]
○鈴木 喬(すずき たかし) 奈良大学准教授
愛知県立大学文学部国文学科卒業。愛知県立大学大学院博士後期課程修了、博士号(国際文化)取得。
奈良大学文学部国文学科非常勤講師、九州共立大学 共通教育センター講師、福岡女子大学非常勤講師などを経て、2021年現職。
専門は上代文学。神話・和歌などの文芸と古代の文字表記を研究している。平仮名や片仮名が無かった漢字専用時代における「ことば」の営みについて研究している。7・8世紀の出土文字資料や正倉院文書における漢字の使い方も研究の対象としている。作品を成立させている外的情報も『古事記』『万葉集』などの研究にときに大きな成果をもたらすので、歴史学、考古学など他分野の知見を参照するなど、大きな視点を持って研究を進めている。
令和3年、第23回松本清張研究奨励事業入選。
歴史学・考古学の仲間と「古代の交通」を軸として、『万葉集』に関する共同研究をしている。
(問い合わせ・申し込み先)
松本清張研究会事務局 担当 中川・小田
〒803-0813 北九州市小倉北区城内2-3
松本清張記念館内
Tel 093-582-2761 Fax 093-562-2303